【第3話】人生はたった4000週間。時間の真実を知って、働き方を変えた話
「人生は4000週間しかない。」
この一文が、私の仕事観と生き方をひっくり返しました。
■仕事中心の人生に疑問すら持っていなかった20代
20代の頃の私は典型的な“仕事優先人間”でした。
・休日出勤も当たり前
・残業=頑張っている証拠
・家族より仕事を優先するのが責任だと思っていた
今思えば、家族との時間を「落ち着いたら」「いつか取る」と先延ばしにしていたのです。
■1冊の本との出会いが人生の問いを突きつけた
ある日、出会った本がすべてを変えました。
📚 『限りある時間の使い方(4000 Weeks)』 オリバー・バークマン著
そこで、衝撃の一文に出会います。
「もし80歳まで生きたとしても、人生はわずか4000週間しかない。」
この現実を知った瞬間、背筋がゾッとしました。
それまで「時間はまだある」と思い込んでいた私は、本当は有限な時間を浪費していたことに気づかされたのです。
■気づいてしまった“父親としての現実のタイムリミット”
当時の私は、仕事を終えて帰宅すると子どもはもう寝ている。休日は疲れてゴロゴロして終わる。
でも、ある日ふと思いました。
「あと何回、子どもの寝顔じゃなく笑顔が見られるんだろう?」
そう考えた瞬間、怖くなりました。時間は戻らない。だから変えました。
■具体的に変えた2つのこと
✅① 通勤時間を削り、家族時間を確保
以前:片道1時間半 → 往復3時間を通勤に消費
今 :30分圏内に職場を変更
→ 1日あたり2時間、年間で約730時間も家族時間が増えました
✅② 残業をやめ、「定時で帰る」を仕組み化
- 朝30分早く出勤して深い仕事を先に終わらせる
- 会議・書類・雑務は徹底的に効率化
- 「忙しい=仕事ができる」は幻想と認めた
すると驚いたことに、時間にも心にも余裕が生まれたのです。
■「便利になっても忙しい理由」がわかった
本の中にはこんな言葉もあります。
「便利になっても、時間の余裕は増えない。」
スマホ、時短家電、効率ツール…
本当は余裕が生まれるはずなのに、なぜ忙しさは消えないのか?
答えはこうでした。
時間を“残り”で考えているから。
時間は空いたら使うのではなく、“先に大切なことへ使う”ものなんだと気づきました。
■時間も「先取り」する生き方へ
お金には「先取り貯金」があるように、時間にも「先取り投資」がある。
- まず家族との時間を予定に入れる
- 大切な人との時間を先に確保
- その残りで仕事を調整する
この順番にしてから、人生の充実度が一気に変わりました。
夕方の子どもとの散歩、妻との会話、夜の読書。
**「時間は作るもの」ではなく「選び取るもの」**だと実感しています。
■育休は制度ではなく“生き方の選択”
私は育休を取得しましたが、それはキャリアを止めるためではありません。
むしろ逆でした。
育休は、「自分は何を大切にして生きたいのか」を選び直すきっかけだった。
周りに前例がなくてもいい。
誰かが“最初の一人”にならないと社会は変わらない。
その一歩はきっと、次の誰かの勇気になるはずです。

