家族

私が育休を取ろうと思った気かっけ:第一話 通勤中の事故で気づいた「家族の時間の重み」

yutorizeropapa

「あの日、もし妻と子どもを乗せていたら――」

それが、私が**「育休を取ろう」**と決めた最初のきっかけでした。


いつも通りの朝が、いつも通りじゃなかった日

当時、私は車で片道1時間半の距離を通勤していました。
長い通勤時間にもすっかり慣れ、仕事もやりがいがあり、日々が充実していた――そう思っていました。

しかし、ある朝の出来事がすべてを変えました。

渋滞の中、右折しようとした瞬間――
トラックの陰から直進車が飛び出してきて、避ける間もなく衝突。

幸いにも怪我人はいませんでしたが、私の車は全損。
そのとき、背中に冷たい汗が流れました。

「もし、妻や子どもを乗せていたら……?」

そう考えた瞬間、胸の奥がぞっとしました。


仕事が楽しくても、守れないものがある

その夜、ベッドに横になりながら考えました。
どれだけ仕事が楽しくても、一度の事故で全てが変わる。

「自分は本当に、家族を大事にできているのか?」
そう自問したのは初めてでした。

当時、妻は妊娠6ヶ月。
出産前の今この瞬間、一緒に過ごす時間もかけがえのないものだと気づきました。

仕事を優先することが当たり前だった自分。
でも、「家族との時間はあとで取ればいい」なんて、もう通用しない。
この出来事をきっかけに、
「育休を取って、家族と過ごす時間を自分の意思で作ろう」
そう決意しました。


当たり前の日常が、いちばんの幸せ

それから、生活を少しずつ見直すようになりました。
当たり前のように妻が作ってくれる料理、
当たり前のように元気でいる両親、
当たり前のように訪れる日常――

このタイミングで気づけて本当によかった。
もしあの事故がなければ、今も変わらない生活を送っていたと思います。

事故はないに越したことはありません。
でも、そこから何を学ぶか――それが大切だと今は思います。


まとめ:当たり前の日常は、当たり前じゃない

あの日から、私の中で“当たり前”が少しずつ変わりました。
朝一緒にご飯を食べること。
妻と何気なく会話すること。

そんな小さな時間こそが、**いちばん大切な「家族の時間」**だと気づいたのです。


次回は、**仕事の現場で出会った患者さんから学んだ「父親としての在り方」**についてお話しします。

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ゆとりゼロパパ
ゆとりゼロパパ
育休・共働き・家事分担をリアルに語るパパブロガー
第一子出産時に育休を取得。育休を経験し、共働き・家事・お金・育児グッズをテーマに発信中。「ゆとりゼロでも、ゆとりある家庭を。」がモットーです。
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