育休給付金が4ヶ月振り込まれなかった話――知らないと詰む落とし穴と事前にやるべきこと
育休に入った月、クレジットカードの請求額が50万円を超えました。
チャイルドシート、ミルク、おむつ、ベビー服、産婦人科の費用。生まれる前後に必要なものを揃えていたら、あっという間にそうなりました。「このまま生活できるのか」と、正直焦りました。
さらに追い打ちをかけたのが、育休給付金がなかなか振り込まれなかったことです。第一子育休(3ヶ月)では、給付金が振り込まれたのは育休終了から約1ヶ月後。育休中の約4ヶ月間、給付金はゼロのまま生活していました。
この記事では、その経験をもとに「育休給付金の落とし穴」と「知らないと詰む理由」を正直に書きます。
育休中の4ヶ月で、130〜150万円が口座から消えた
育休中も生活費はかかります。当たり前ですが、実際に経験するとその重さが違います。
毎月20〜30万円の引き落とし。育休前と変わらない生活費に加え、赤ちゃん関連の出費が乗ってくる。給付金が振り込まれるまでの約4ヶ月間で、口座から出ていった金額は130〜150万円ほどになりました。
初めての育児でバタバタしながら1日があっという間に終わっていく日々の中、カードの引き落とし日だけ時が止まった感覚がありました。残高がみるみる減っていくのを見ながら、「給付金、いつ来るんだろう」と毎月ハラハラしていました。
給付金が遅い理由――知らなかった仕組み
しびれを切らして、病院の総務課に電話しました。「まだ振り込まれていないんですが」と。
ところが、育休給付金の担当は病院の総務課ではありません。育児休業給付金はハローワークを通じて支給される雇用保険の給付です。総務課の担当者を困らせてしまい、正しい問い合わせ先に誘導してもらいました。
問い合わせてわかったのは、「職場に復帰したことが確認されてから支給される場合がある」ということでした。制度上の理由としては納得できます。でも、それを事前に知っていたかというと、全く知りませんでした。
第一子のときは3ヶ月で復帰したので、結果的に復帰後の給与と給付金がほぼ同時期に振り込まれ、なんとか乗り切れました。でも、もし貯金がなかったら、あの4ヶ月は本当に詰んでいたと思います。
知っているか知らないかで、心持ちが全然違う
第二子育休(9ヶ月)では、同じ状況でも気持ちの余裕が全然違いました。
支給のタイミングは第一子とほぼ同じでした。でも、「またこのパターンだ」と知っているだけで、焦りがない。事前にどのくらいかかるかシミュレーションして貯蓄もしていたので、残高が減っていっても「想定内」と思えました。
育休のお金で一番怖いのは、「知らない」ことです。知らないまま育休に入って、給付金が来ないまま4ヶ月過ぎると、精神的にかなりきつい。
育休前にやっておくべきこと
- 給付金の支給タイミングを事前に確認する(ハローワーク、または会社の担当窓口へ)
- 育休中の支出をシミュレーションする(生活費+赤ちゃん関連費用は想像より多い)
- 給付金が来るまでの数ヶ月分を貯蓄しておく(最低でも3〜4ヶ月分の生活費)
- 問い合わせ先はハローワーク経由(病院・会社の総務課ではない場合が多い)
知っていれば怖くない。育休前のこの記事が、少しでも備えの役に立てば嬉しいです。
職場への相談・引き継ぎの準備についてはこちらの記事。育休期間の決め方はこちらに書いています。
育休中にキャリアについて考えたことはこちらの記事に書いています。
育休を機に職場への違和感が生まれた方は、大学病院PTが転職を本気で考えた理由も読んでみてください。
