第二子育休で気づいた「1人目との違い」――9ヶ月取得中のPTパパが正直に書く
第一子のとき、男性育休を3ヶ月取得しました。職場では初めてのことで、少なからず周囲の目を気にしながら取った育休でした。
第二子では9ヶ月取る予定で、現在3ヶ月が経過しています。同じ「育休」でも、1人目と2人目では、何もかもが違いました。この記事では、その違いを正直に書きます。
職場の反応――「取ること」より「期間」に間があった
育休を取ると伝えたとき、否定されることはありませんでした。むしろ「取ったほうがいい」と言ってもらえた。男性育休が当たり前になってきた時代の変化を感じました。
ただ、「9ヶ月です」と伝えた瞬間、「うっ」と間がありました。1ヶ月取得する人が多い職場だったので、9ヶ月はイメージの外だったのだと思います。
現在の制度では、育休開始から一定期間は給付金が高い水準で支給されることもあり、短期間取得する人が多いのが現状です。でも私は、第一子のときに1ヶ月では戦力にならないと痛感していました。産後すぐは妻の体調が安定しないため、そこは絶対にいるべきですし、その後も大変さは続く。それが9ヶ月にした背景のひとつです。
なぜ9ヶ月にしたのか
理由はいくつか重なりました。
第二子が1月生まれだったこと。暑い夏を、上の子を連れて妻一人で外出させることへの不安がありました。子連れの夏の外出は体力を消耗します。そこに自分がいられるかどうかは、大きな違いだと思っていました。
また、2人目がどれくらい大変かが未知数でした。1人目のときの経験があっても、上の子がいる状態での育児がどう変わるかはやってみないとわからない。それなら長めに確保しておこうと思いました。
妻からは「1年は長いんじゃないか」という意見もありました。家計への心配が背景にあったのだと思います。話し合って、9ヶ月という落としどころになりました。
妻の入院中――「いかに任せきりだったか」を痛感した
出産に伴う妻の入院中、父と上の子の2人生活が数日ありました。これが、最初の洗礼でした。
保育園の準備、服の選び方。普段いかに妻に任せきりにしていたかを、そのとき初めてリアルに感じました。「育休を取る」と言いながら、日常の細かいことを把握できていなかった。そのことへの反省は、今も残っています。
2人育児で気づいた「マンツーマンの消耗」
第一子のときは、大人2人で子供1人を見ていました。余裕とは言えないながらも、交代できる時間がありました。
第二子が生まれると、大人2人に対して子供2人。マンツーマン体制です。1日が驚くほど早く過ぎていくのに、やることは終わらない。「息をつく暇がない」とはこういうことか、と実感しました。
特に大変だったのが、寝かしつけです。上の子は寝るまでに1時間ほどわーきゃー騒ぐので、下の子と一緒には寝かせられない。一方、下の子は3時間おきにミルクが必要で、泣くと上の子が起きてしまう。
結果、寝るときはママと上の子・私と下の子に分かれ、ミルクのタイミングで私と上の子・ママと下の子と入れ替わるスタイルに落ち着きました。慣れるまでが地味に大変でしたが、「みんなどうしているんだろう」と思いながら試行錯誤していました。
上の子への目配り――これが一番の変化だった
第一子との最大の違いは、上の子への目配りが必要なことです。
どうしても下の子の世話をする時間が増えてしまい、上の子が少しいじけてしまう場面がありました。妻とも話し合って、上の子が楽しめる時間を意識して作るようにしました。公園や動物園など、上の子が主役になれる時間を増やしたことは、第一子育休にはなかった視点でした。
家計の現実――給付金が振り込まれるまでの恐怖
育休中のお金については、第一子のときも不安がありました。ただ、9ヶ月という期間になると、その重さが違います。どんどんお金が減っていく感覚は、恐怖そのものです。
給付金が振り込まれるまでのタイムラグをどう乗り越えるか、住宅ローンを抱えながら育休を取ることの現実。このあたりは別の記事でも詳しく書こうと思っています。育休中のお金の不安についてはこちらの記事にも書いています。
体力の話――40代育児の現実
第一子と第二子で明確に違うのが、体力です。夫婦ともに年齢を重ねていて、「疲れやすくなった」という共通認識がありました。
育児に追われて運動できない状況が続くと、体も心も消耗していきます。そのため、私は自転車、妻はピラティスと、意識的に自分たちの健康に投資することを始めました。仕事柄、体の重要性はわかっているはずなのに、自分のこととなると後回しになりがち。そこは反省もしつつ、少しずつ変えています。
9ヶ月育休を取ることへの考え方
キャリアへの影響を心配する声もあります。正直、ゼロではありません。ただ私は、「今は子供との時間に全振りする時期」と決めています。仕事とのバランスは大切ですが、この時間は今しかない。それはこれ、と棲み分けることで、迷わずにいられています。
一方、お金の問題は現実として重くのしかかります。長く取れるほうが理想ですが、家計の状況によっては難しい。給与水準のリアルを知った上で、育休期間をどう決めるかは、理想と現実のすり合わせだと思っています。
3ヶ月経った今、思うこと
第一子のときと比べて、余裕があるかと言えばそんなことはありません。むしろ体力的にはきつい場面も多い。それでも、上の子と下の子の両方と過ごす時間は、今しかないものだと感じています。
男性育休を取ることに迷っている人、2人目でどうしようか悩んでいる人に、この記録が少しでも参考になればと思います。育休取得の全体像についてはこちらのロードマップ記事もあわせてどうぞ。
