育休を取りたい。でも、お金の不安が大きくて一歩踏み出せない。
育休について調べると、給付金や制度の情報は多く見つかります。
ただ、育休の悩みは数字だけではありません。
- 家計は本当に大丈夫?
- 将来まで見据えると不安…
- 妻(夫)と気持ちに差がある
- 収入が減る恐怖が消えない
こうした“気持ちの揺れ”こそが、多くの人を迷わせています。
私自身、育休を取りたい気持ちはあるのに、
家計の不安がずっと頭から離れませんでした。
でも、不安をゼロにする必要はありませんでした。
大切なのは 不安を整理して「扱える形」にすること でした。
この記事では、私が実際に効果を感じた
お金の不安を整理する3つのステップ をお伝えします。
✔ この3ステップでわかること
- 不安を小さくする最初の一歩
- 夫婦で共有できる“安心の基準”とは何か
- 無理なく家計を整える考え方
- 育休に前向きになれる「未来の見通し」の作り方
育休のお金が不安なのは自然なこと
家族のかたちが変わり、生活リズムも変わる。
収入が減る。支出も読めない。
つまり「未知の変化」が多いから不安になるのです。
育休を取りたい気持ちと、不安が同時に存在するのは当たり前。
その両方を抱えているからこそ、この記事は役に立ちます。
不安を整理する3つのステップ
STEP1|不安の正体を見える化する(収支の可視化)
私が最初に取り組んだのは 収支の見える化 でした。
妻と一緒にマネーフォワードで1ヶ月の家計を確認したことが大きな転機でした。
- 固定費はいくら?
- 変動費の傾向は?
- 削れる支出は?
- 貯金でどれくらいカバーできる?
これらが一目でわかり、
漠然とした不安が 「扱える課題」 に変わっていきました。
妻も「しっかり考えてくれているんだ」と安心してくれ、
夫婦の温度差が自然と近づいた瞬間でした。
STEP2|大きな固定費を整えて、家計の“土台”を安定させる
収支が見えると、どこを改善すべきかが自然と見えてきます。
特に効果が大きかったのは 固定費の見直し でした。
- 携帯 → 格安SIMへ変更(毎月数千円削減)
- 保険 → 子どもの誕生に合わせて必要なものだけに整理
- ネット → 使っていないオプションを削除
大きく頑張ったわけではありませんが、この3つだけで
「家計のブレ」が小さくなり、安心して育休を考えられるようになりました。
固定費が整うと、
“日々の買い物で過度に我慢しないでいい”
という精神的な余裕が生まれ、育児中の負担も軽減されます。
STEP3|未来に視点を広げて、“選べる状態”をつくる
STEP1と2で家計の現在地が整ったことで、
少しだけ「未来」を考える余裕が生まれました。
育休は“今のお金”の話ではあるけれど、
実は 家族の未来の選択を考えるきっかけにもなる と感じました。
そこで私たち夫婦が始めたのが、積立NISA (現新NISA)でした。
もちろん大きな金額ではありません。
ですが、
- 子どもの養育費
- 老後資金
- 将来の選択肢
こうした“いつか必要になるもの”を、
“今の生活を苦しくしない範囲で少しずつ準備できている”という感覚は
大きな安心につながりました。
未来に視点を向けると、不安の質が変わります。
「今どうしよう…」だけでなく、
“これからどう選んでいけるか” に意識が移るのです。
育休も家計も正解はありません。
でも、選択肢が多いほど未来は軽くなります。
大切なのは、完璧な答えではなく、
自分たちで選べる状態をつくること。
この気づきが、不安を静かに小さくし、
育休という選択にも前向きな意味が生まれました。
不安はゼロにしなくていい。“扱える状態”にすれば前へ進める
不安が消えないのは、家族を大切に思っている証拠です。
でも、
- 現状を見える化する
- 土台を整える
- 未来に視点を広げる
この3ステップだけで、不安は確実に“扱える状態”になります。
最後に:育休を考える時間そのものが、家族の未来につながる
育休を取るかどうかは家庭によって違います。
でも、考えた時間、話し合った時間、未来に目を向けた時間は
すべて家族の力になります。
焦らず、一つずつ整理すれば大丈夫です。
不安はあなたの敵ではなく、未来を考えるきっかけになります。
