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PTの給与で家族を養えるのか――住宅ローン・子供2人・育休9ヶ月の家計リアル

yutorizeropapa

SNSを見ていると、「PTは給与が低い」「将来性がない」「やりがい搾取だ」という声をよく目にするようになりました。

正直、わからなくはないです。給与が劇的に上がるわけではないし、管理職手当も数千円程度。閉塞感を感じる場面はあります。

でも私は、大学病院で17年働き、マイホームを購入し、子供2人を育て、育休を9ヶ月取得しながら、なんとかやっています。「PTの給与では無理」とは思っていません。

この記事では、私の家計のリアルをそのまま書きます。参考になる部分だけ持っていってもらえれば。あくまで私の場合の話です。

私の家計の基本情報

まず前提として、私の状況を整理しておきます。

  • 職種:急性期大学病院勤務の理学療法士(17年目・主任)
  • 家族構成:妻・子供2人(上の子3歳、下の子0歳)
  • 住まい:マイホーム(住宅ローンあり・ペアローン)
  • 現在:夫婦ともに育休取得中(私9ヶ月予定、現在3ヶ月経過)

給与のリアルな数字については別の記事に詳しく書いていますので、ここでは家計全体の話に絞ります。

住宅ローンとペアローンの話

マイホームを購入したのは6年前。上の子が生まれる3年前でした。変動金利でペアローンを組み、夫婦合わせてボーナス払い込みで年間100万円程度の返済です。

育休中の取り決めとして、妻がローン返済を担当(私の分も含め)、私が生活費全般を担当するという形にしています。妻の育休給付金でローンをまかない、私の給付金で生活する、という分担です。

育休給付金は、制度上は育休開始から約6ヶ月は手取りの約67%、その後は約50%が支給されます。ローン返済はギリギリ回せていますが、貯蓄は正直難しい状態です。

変動金利なので、今後の金利上昇は正直怖いです。ここは育休中の夫婦にとって共通の悩みではないでしょうか。

2人目の出費――1人目と比べて正直どうか

2人目が生まれると出費が単純に2倍になるかというと、そうではありませんでした。チャイルドシート・哺乳瓶・服など、すでにあるものが多かったので、1人目ほどの初期費用はかかりませんでした。

ただ、おむつ・ミルク代は地味に家計を圧迫します。感覚としては、1人目のときの支出の+0.5倍程度でしょうか。

加えて今回は、2人目の誕生に合わせて車を買い替えました。最近の車は高い。これが家計に大きく響きました。2人目の誕生=出費が増えるタイミングと車の買い替えが重なると、かなりしんどくなります。計画的なタイミング設定は大切だと感じました。

給付金が振り込まれるまでの3ヶ月――これが一番きつかった

育休中のお金で一番しんどかったのは、給付金が振り込まれるまでの期間です。

1月中旬に第二子が誕生し、給付金が振り込まれたのは4月下旬。約3ヶ月、夫婦ともにほぼ無収入の状態が続きました。マネーフォワードで家計管理をしていますが、支出だけが続き、貯金が減っていく画面を見るのは恐怖そのものでした。

育休前に十分な貯蓄がなければ、この期間を乗り越えるのは厳しい。夫婦で育休を取りたい場合は特に、事前の貯蓄確認は必須です。第一子のときの詳しい経験はこちらの記事に書いています。

また、給付金が振り込まれたからといって即プラスになるわけではありません。生活費はそのまま続くので、家計管理の意識は育休中も変わらず必要です。育休前のお金の不安の整理についてはこちらの記事も参考にしてみてください。

PTの給与で家族を養えるか――私の考え

「PTは給与が低くて家族を養えない」という声があります。私自身、その不安がなかったとはいえません。

ただ、17年働いて感じるのは、「分相応を把握して生活を設計すれば、十分可能」ということです。都内でブランド品に囲まれた生活を求めると難しいかもしれません。でも、マイホーム・子供2人・育休取得は、PTの給与でも実現できています。

私が意識してきたことをいくつか挙げると:

  • 無駄な保険の見直しと解約
  • 積立NISAの活用
  • ふるさと納税
  • iDeCoの検討

これらは知らないと損をする制度です。同僚と話しても噛み合わないことがありますが、勉強して実践するかどうかで、10年後・20年後に差が出ると感じています。

※これはあくまで私の場合の取り組みです。投資・金融商品の判断は各自の状況に応じてご検討ください。

キャリアとお金は切り離せない

お金の話をしていると、キャリアの話と切り離せなくなります。

若いうちに資格取得・大学院・臨床経験に投資することが、40代・50代での選択肢の広さに繋がると感じています。給与が大きく上がらないPTの世界では、転職市場での価値を意識することも大切です。実際に転職市場で自分の価値を確かめた話はこちらの記事に書いています。

「PTは将来性がない」とSNSで言われるのを見るたびに、それは環境や選択次第だと思っています。同じPTでも、キャリアをどう積み上げるかで状況は変わる。私自身、まだ答えが出たとは言えませんが、少なくとも「詰んでいる」とは感じていません。

まとめ――PTの家計リアル

  • 住宅ローン(ペアローン)+育休の組み合わせはきつい。事前の貯蓄と夫婦の役割分担が重要
  • 2人目の出費は1人目の約1.5倍程度(初期費用は少ないが、日用品は増える)
  • 給付金振込までの無収入期間(私の場合3ヶ月)が最大の山場
  • PTの給与で家族を養うことは可能。ただし、金融知識とキャリア設計は必要

同じ状況で悩んでいるPTパパ・ママに、少しでも参考になれば。あくまで私の体験談ですが、「PTでもやっていける」ということは伝えたかったです。

ABOUT ME
岩さん
岩さん
大学病院17年・2児パパの現役PT
大学病院で17年働く現役PT。修士・認定PT取得、育休2回取得の2児パパ。 転職はしていないけど、「このままでいいのか」とずっと考えている。転職サービスで外の市場を調べ、自分の立ち位置を把握した上で今の職場にいる。キャリア・転職・育児・お金について、答えじゃなくてリアルを書いています。
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