大学病院に17年いるPTが「このままでいいのか」と思った理由を正直に書く
「このままでいいのか」と思い始めたのは、いつからだったか、はっきりとは覚えていません。
大学病院に17年。管理職をやって、修士も取って、認定資格も持っている。キャリアとしては、それなりに積み上げてきたつもりです。仕事に不満があるわけでもない。職場の人間関係も、悪くない。
それでも、ふとした瞬間に思うんです。「このままでいいのか」と。
最初の「違和感」は、職場に戻ったときだった
系列病院への異動を経て、元の大学病院に戻ったとき、違和感がありました。異動先では「何をしたか」で評価してもらえていた。戻ってみると、マニュアル主導が進み、年功序列の色が強くなっていた。「他の職場は他の職場」と取り合ってもらえない場面もありました。
そのあたりの経緯は別の記事に詳しく書きましたが、この頃から「転職」という選択肢が、頭の片隅に居座るようになりました。
転職オファーが来た。でも、断った
そんな時期に、以前一緒に働いていた医師から転職のオファーをもらいました。開業するから一緒にやらないか、という話でした。仕事にモヤモヤを感じていた時期だったので、正直、気持ちは動きました。
でも、断りました。妻が第二子を妊娠していたこと、育休を取る予定だったこと、家族のタイミングを優先したこと。断った経緯はこちらの記事に書きましたが、「正解だったかどうか」は今でもわかりません。
断った後も、「このままでいいのか」という感覚は消えませんでした。むしろ、あの選択が正しかったのかを確かめるように、自分のキャリアをより意識するようになりました。
育休中に、初めて外の世界をちゃんと見た
育休を取ったことで、初めてまとまった「考える時間」ができました。通勤がなくなり、業務の電話もない。それだけで、思考がずいぶん静かになりました。
そのタイミングで、転職サービスを使ってみました。転職したいというより、「外から見た自分の価値を知りたい」という気持ちでした。使ったのはPTOTSTワーカー・レバウェル・ジョブソエルの3つです。
担当者から言われたのは、「今の年収はかなり高い水準です」ということでした。転職するとむしろ一時的に年収が下がる可能性が高いとも。「安い」と思っていた自分の給与が、外から見れば決して低くなかった。それは意外な気づきでした。
「このままでいいのか」の正体は、選んでいないことへの不安だった
転職サービスを使ってみて、少し整理できたことがあります。
私が感じていた「このままでいいのか」は、今の職場への不満ではなかった。「選んでいない」ことへの漠然とした不安だったんだと思います。
今の職場にいるのは、ここが一番だと選び直しているからではなく、なんとなく続けているだけじゃないか、という感覚。外を知らないまま「ここでいい」と言っても、それは本当に選んでいるのか、それとも単に動いていないだけなのか。
一度外を確かめてみて、「今の職場を続ける」という選択をした。それは以前と同じ場所にいることでも、意味が違うと感じています。
今も、答えは出ていない
このブログは、「これでいいのかな?をリアルに語る」をコンセプトにしています。
「このままでいいのか」に、明快な答えはまだ出ていません。転職するかもしれないし、しないかもしれない。ただ、「知らないまま迷っている」よりは、「知った上で迷っている」方がいい。そう思って、少しずつ動いています。
同じように「このままでいいのか」と思っている30〜40代のPTに、この記事が少し届けばと思います。
